東日本大震災時の支援活動について

宮城県支部
事務局

此の度の東日本大震災の発生で、私達ALS患者家族にとって療養環境は大きな影響を受け、大変苦しく困難な状況に直面いたしました。そして一部悲しい報にも接しました。

改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈り申しあげます。

震災時、暫くの間、電気、ガス、水道等のライフラインの断絶でALS患者家族は厳しい状況に置かれました。多くの患者はそれぞれの家族の自助努力、又医療、介護看護関係者の献身的な努力、そして地域住民等多くの方々の支援、協力を受けて乗り越えてこられた事と聞いております。

此の度の大震災にあたり日本ALS協会も直ちに、厚生労働省への緊急支援策の要請、医療関係機関との連携支援、又「東日本大震災支援委員会」を設置しALS義援金の募金活動をはじめ多くの支援活動をスタートさせました。

これらの活動により、日本各地また海外からも日本ALS協会宛に多くの方々から心温まる義援金が寄せられました。この義援金が本部より宮城県支部の日本ALS協会会員患者家族にも配分支給をされました。

特に甚大な被害を受けられた会員の患者家族の方々に対する第1次見舞金、そして第2次分として被害の中心県である宮城、岩手、福島3県の会員ALS患者家族の全員に配分されました。

加えて永年チャリティコンサートを通じて宮城県支部に多大なご支援とご協力を頂いております菅英三子様から此の度も心温まるご寄付をご恵贈いただきました。このお志を生かすべく、今後の緊急事態にそなえるべく「足踏み式吸引器」を必要とされる患者家族に無償提供をさせて頂きました。

又往診クリニックの川島先生からも「自家用車シガレットソケット用インバーター」の無償提供の申し出を頂き、当該インバーターの希望者に提供を致しました。

以上の活動等を通じて日本ALS協会、宮城県支部の組織力、結集力が些かでも発揮されたものと思います。これらの活動に対し多くのALS患者家族の方々からも御礼と感謝の言葉を頂戴いたしました。今回の震災を機に、宮城県支部は活動をさらに活発に進める必要性、重要性を強く感じております。

宮城県下に在住の日本ALS協会に入会されていない患者家族の方々も未だ多くいらっしゃいます。ALSに関する先端医療情報等の提供、多くの仲間達との情報交換、医療相談会、ケア研修会、交流等を通じて、ALS患者家族は決して一人ではないことを信じ、励ましあい、支え合いながら、会員の絆を深め、これからのALSを取り巻く難しい環境を乗り切ってまいりませんか?是非この機会に日本ALS協会への入会をお勧めいたします。

この件に対する問い合わせ窓口

日本ALS協会 宮城県支部
   事務局  吉岡  孝
    TEL  022-377-2598
    FAX 022-377-2598
    Eメール  taka.aki1824@jcom.home.ne.jp


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